Misskey + Herokuで個人用SNSを建てる

久々に分散型SNSを調べていたら, Misskeyなるプラットフォームを見付けた. Twitterとは別に個人用に使う目的でHerokuに建ててみた.

手順

既にHerokuで動かした人がいるが, 1年前頃の記事で現在はデータベースに mongodbではなくpostgresqlが使われている. どちらかというと同じ人のDolphinを動かしている記事が参考になる.

直接Herokuにデプロイしてもいいが, ここではGitHubでリポジトリからデプロイするようにする.

準備

まずGitHubで syuilo/misskey をForkする.

そしてgit clone. developブランチでは動かなかったので masterのみを引っ張ってくる.

git clone -b master git@github.com:(yourname)/misskey.git
cd misskey

次にHerokuにアプリケーションを作成.

heroku create (appname)
# アドオンの追加
heroku addons:create heroku-postgresql:hobby-dev --version=10 -a (appname)
heroku addons:create heroku-redis:hobby-dev -a (appname)

Herokuのダッシュボードに行き, Deploy タブから Deployment methodGitHub を選択, 下の App connected to GitHub でリポジトリを検索して, Automatic deploysmaster ブランチを選択する. 下の Enable Automatic Deploys を押せば, GitHubに git push するだけでHerokuに反映される.

環境設定

MisskeyではデータベースなどのURLを .config/default.ymlに書く必要があるが, セキュリティのためにdefault.ymlの内容を全て環境変数として登録してしまう.

まず,

heroku config -a (appname)

# postgres://(db_user):(db_pass)@(db_name):(db_port)/(db_pass)
# redis://h:(radis_pass)@(radis_host):(radis_port)

こうすることでURL等が取得できる. これを基に,

url: https://(appname).herokuapp.com/
db:
  host: (db_host)
  port: (db_port)
  db: (db_name)
  user: (db_user)
  pass: (db_pass)
  disableCache: true
redis:
  host: (redis_host)
  port: (redis_port)
  pass: (redis_pass)
id: 'aid'
disableHsts: true
clusterLimit: 1

default.ymlの平文を作成する. 他の設定は.config/example.ymlを参考にする.

これを Unicode エスケープシーケンス変換ツール等でエスケープに変換, HerokuのダッシュボードのSettingsに行き, Config VarsDEFAULT_YMLという名前で登録する.

あとは, package.jsonで以下のように node, npm, yarnのバージョンを設定する.

{
  "engines": {
    "node": "13.9.0",
    "npm": "6.14.4",
    "yarn": "1.22.4"
  },
}

Procfileに以下のようなwebdynoを登録する.

web: echo -e $DEFAULT_YML > .config/default.yml && NODE_ENV=production npm run init && npm start

環境変数から.config/default.ymlを作成し, Misskeyを起動させている.

あとはこれをmasterブランチにgit pushすれば https://(appname).herokuapp.com/にMisskeyが起動する.

git add .
git commit -m "first commit"
git push

24時間稼動させ続ける工夫

Herokuの無料dynoをスリープさせないで24時間稼働させる4つの方法 - Casual Developers Note

この記事にある通り, 課金が怖い場合はUptimeRobotGETを叩きまくればよい.

作ったもの

はじめ, Misskeyで一人用インスタンスを建てて動かしていたが, 1日も経たずにHeroku PostgreSQLの無料枠を使い切った. 日曜昼に建てて, 月曜7時の時点で8000/10000行. 長期的な運用は非現実的である.

そこで, 軽量版のDolphinを使っている. @ha2@social.nombi.info(停止済)

Misskeyの派生であるため, 上と同じ方法で建てられる. ただし, .config/default.ymlに以下を追加する必要がある. Misskeyでインスタンス設定画面から行っていたものと同じである.

name: '(your dolphin name)'
maintainerName: '(yourname)'
drive:
  storage: 'fs'

いつまでもつか試験も兼ねて, しばらくは運用したいと思う.

自分でインスタンスを建てると, 負荷も容量も自分次第, 使い方も自分次第. 技術趣味の名刺として 個人用インスタンスが流行らないだろうか.